ずっと作ってみたかった、はてなブログ。
やっと作ったのがこんなタイミングだなんて、人間ってのは本当に追い込まれないと行動に移せない間抜けな生き物だなと改めて思ったり。
ごちゃごちゃと答えのないことを心にとどめておくのは無理な性分なのでここに来た。たくさんのブログを拝見し、私がいかにKAT-TUNのことを、田口くんのことを知らなかったか痛感した。偉そうなことは何も書けない。だから完全に、中身のないただの独り言と思って読み流して欲しい。
私はまだ、ベストアーティストをリピートできていない。
あの瞬間、テレビの前に私たち親子はいた。時が止まったように2人とも何も言えなくて、震える亀梨を見ていたら苦しさがやっと体にめぐってきて、自然と2人とも泣き始めた。
母は田口担だ。
デビューの時から「王子様のようだ、踊ると本当にかっこいいんだ」と今日までずっとファンだった。決して全てを田口くんに注ぐような性格の人ではなかったけど、ずっと田口くんが一番だと言い続けていた。
最近は田口くんが人気になって
「みんなは今更気が付いただろうけど私は前からずっとじゅんのが一番かっこいいって知ってたから!!」
と嬉しそうによく自慢していた。
だからテレビの前で「舞台で輝く人なのに、踊るとあんなにかっこいい人はいないのに」と泣きながら嘆く姿を見るのが本当に辛かった。
そして私は元赤西担だ。今の担当は他のグループにいる。
でも、ずっとKAT-TUNが好きだった。
そして4人のKAT-TUNが大好きだった。
5人になったとき、私は少しKAT-TUNと距離を置いた。担当がいないKAT-TUNは違和感があって。
「6人みんな好き」
なんて昔は言ってたけど、結局昔の私は赤西が好きだっただけなんだと思う。
それでも4人になったとき、居ても立っても居られなくて、応援したくて京セラに行った。本当に楽しくて楽しくて、感動して、私の中であのコンサートを超えるものはないと思う。あんな大きな場所で、たった4人で、火と水を操って、君臨していた、不死鳥。KAT-TUNは何があってもKAT-TUNであるという強さを証明してくれた場所だった。今まで気が付けなかったけど、赤西仁が好きなだけでKAT-TUNファンを続けてこられたわけじゃなくて、このグループが作り上げる作品が好きなのだと気がついた日だった。人にものを勧めるのが不得意な私でも、布教したくなるくらいには彼らの作品を愛するようになった。
4人になって、おもしろくなったと思う。
良い意味でヤケクソになって、KAT-TUNはかっこつけてナンボ、みたいなイメージを守るための殻みたいのを破ったのかなと思う。
でもそれ以上に、3人が田口くんに優しくなったことが大きかったと私は勝手に思っている。昔は田口くんがダジャレを言おうがつまらんことを言おうがメンバーは「田口うるさい。つまんない。」で片づけるのが当たり前で、それがファンにも伝染して田口(笑)の空気が当たり前になっていた。
それが4人になってから変化したと私は思う。田口くんのボケを拾ってあげたり、乗ってみたり。それがKAT-TUNのにぎやかな面白さに繋がったし、やんちゃさとか少年っぽさに気が付いてもらえる機会になったし、生み出す作品とのギャップに繋がったし、「良いグループだね」って思ってもらえるきっかけになってたと思う。
だからね。
いろいろあったけど本当に最高のグループだって思ってたからね。
10周年が本当に楽しみだったんだ。
私がはじめてデビューから今日までを共にしたグループだったから。大好きだったから。
去る者が急に悪者にされる風習怖い、という意見を拝見し、確かにそうも思った。
でも個人以上にグループを愛する者としてはそのような感情を抱かざるを得ないことを理解してほしい。別に彼を悪者にしたいわけじゃない。
けれど、あまりにも突然すぎて、なんの前触れもなさすぎて、信じられなすぎて、不安すぎて、ましてやメンバーも納得してないとか嘘だろ、なんでだよーーーー何事だーーーバカタレーーーーー!となってしまう。
本当はこんな答えのない自分語りをしている暇があるのならハガキの1枚でも書くべきだということ分かっている。でも何て書いたらいいかわからないんだ。3人でも応援してますなんて言えるほど前を向いてはいないし、田口くんやめないで!なんて言葉はあんな前を向いた発表を見た以上は無力でしかない気がするし、そもそも自分が何を望んでいるのか分からない。4人のKAT-TUN以外の何を。
だから、泣きたいなら自ら泣きに行くことを悪いことだとは思わない。だって辛いし悲しいしどうしたらいいかわかんないし事実も分かんないし分かる予定もないし、分かる保証もないし。私たちの小さな力じゃ、事実を完全に覆すことは、きっと出来ない。諦めたらそこでおしまいなのは分かってるけど、戦う元気がない。だって3回目なんだもん。何年もかけて自分たちの無力さを十分に感じてしまった後なんだもの。
状況は違えど自担の脱退経験者として言わせてもらえば、今はぐっちゃぐちゃでグロテスクなくらいの傷口も、悲しいかな、いつかは必ず治る。痕は残るけど時々見て少し痛くなるくらい。
だから、今はこの悲しみにわざわざ浸りにいくことも、悪くはないと思う。
応援してる時と同じで、この時代にこの人たちを愛した故の思いだから。
だから、私は今日も、立ち直ることを諦めて、大好きな春夏秋冬を聞きながら、泣こうと思う。
30歳おめでとう。時間が経ったとしても、あなたの言葉を待っています。
遠くなる 君の背中
走りだせば 間に合うのかな
またいつか 出逢っても
二人の全部 忘れないでね